空室対策のヒントがあります!─物件探しをする外国人の生の声─


「賃貸生活マナー検定」という試験があるのをご存じですか。

外国人の方が、日本で賃貸住宅を借りる支援をする検定試験で、日本での賃貸生活のルールや生活習慣を学ぶことができるものです。多くの大家さんは、外国人に部屋を貸すことに難色を示します。その理由は、商習慣が違っていたり、賃貸契約内容を理解していなかったりする外国人を入居させたがために、さまざまなトラブルが起こるからです。

しかし、日本の生活習慣やマナーをしっかり勉強し、理解した外国人であればどうでしょうか。入居に問題はないはずです。

多くの外国人は自分が希望するお部屋を借りることが難しい状況にあります。だからこそ、外国人を受け入れることができれば、手早く空室をうめることもできるのです。そこで活躍するのが、「賃貸生活マナー検定」なのです。

全6回の連載で、賃貸生活マナー検定協会の鴨打孝之理事に、検定試験の仕組みや魅力、上手な活用方法などをお話してもらいます。

今回は特別編。これから「賃貸生活マナー検定」を受ける2人の中国人に日本での物件探しの苦労、生活マナーの違いや戸惑ったことなどをお話ししていただきます。

▼まず読みたい▼

【1話目:マナー検定に合格した外国人が空室率を下げる起爆剤になります!】

【2話目:入居率アップ! ゴミの正しく出せる外国人入居者を見つける方法】

【3話目:増加する留学生を入居率アップのターゲットに!】

【4話目:「賃貸生活のマナーを知っていること」を外国人も証明したがっています】

「外国人可」の記載ない物件は、契約までたどりつけない!?

今回、登場していただくのは、中国出身の張さんと李さん。

2人とも、日本のアニメが大好きで日本語を勉強し、留学生として2011年に来日しました。現在は、2人とも日本のIT企業で働いています。

来日当初は、学校の寮に住んだり、留学生がよく利用する賃貸住宅を紹介してもらったり、“学生”という証明があったため、物件探しにそれほどの苦労はなかったようです。

外国人が日本で賃貸物件を探すことの大変さを痛感したのは、自分の力だけで住む家を探さなくてはならなくなってからでした。

編集部:いつもどのようにして物件探しをしていますか。また、物件探しで苦労することはありますか。

【張さん/お部屋探しで大変だと思うのは「保証人」】

張さん:私は街の不動産屋さんに直接行って、日本人と同じように探しています。最初に大変だなと思ったことは保証人です。「保証人は日本にいる親戚じゃないと……」と言われ、やはり保証会社に頼るしかないんだなと感じました。

【李さん/「外国人相談可」物件を探すようになってから断られることも少なくなった】

李さん:僕はいつもインターネットで物件探しをしています。初めて自分の力で物件を探し始めたころは断られることが多かったんです。その理由が「外国人だから」と分かってからは、検索サイトで「外国人可」「外国人相談可」と書かれている物件をリストアップして探しています。この方法で探すようになってからは、断れることも少なくなりました。

編集部:張さんも李さんも、仕事も収入もしっかりあるにもかかわらず、やはり「外国人」というだけで、少し制限がかかっているようですね

李さん:でも、大家さんの気持ちも分かるんです。たとえば、中国人の場合、自宅で中華料理を作る人も多くいます。そのせいで、とてもきれいなお部屋が煙や油で汚れて嫌な思いをしたことがあるのかな、と思うんです。

張さん:保証人の件も、大家さんの立場に立つと当然保証会社を利用してもらった方が安心だと理解できますよね。

李さん:外国人の場合は急に帰国してしまうような人もなかにはいますからね。

編集部:では、実際に賃貸物件に住んでみて、中国との生活マナーの違いで戸惑ったことはありますか。

張さん:やっぱり、ゴミの出し方です。「日本はゴミの出し方がいろいろあるから気をつけましょう」という話は耳にしていたのですが、とくに誰かから教わることもなく、最初はなかなか慣れませんでした。いまは、マンションの集積場にある分別方法の看板を見ながら出しています。

李さん:あとは“音”ですね。日本人は静かに暮らしている印象があります。僕は音楽を聞くことがストレス発散です。最初はイヤホンなしで聞いていましたが、周囲が静かであることが分かって、イヤホンを買いました。中国では隣近所の音はそれほど気にしないんですけどね。

「賃貸生活マナー検定」は、日本の生活マナーをきちんと勉強できます

日本での生活マナーをきちんと把握して賃貸生活を送る張さんと李さんですが、やはり、もっと自分好みのお部屋にスムーズに入居できるようになればいいと願っています。

そして、「賃貸生活マナー検定」の存在を知って、ぜひ受けたいとも考えているようです。

2人は、どうすれば外国人の物件探しがスムースにいくようになると考えているのでしょうか。「賃貸生活マナー検定」についてどのように考えているのでしょうか。

編集部:賃貸物件を探すときに、もっとこうなればいいなと思っていることはありますか。

張さん:私は大家さんと直接会わせてもらいたいと思っています。以前、物件を探していたときに、たまたま大家さんと会わせていただけた物件がありました。そのとき、その大家さんに「張さんだったらいいよ。家賃も相談にのりますよ」と言ってくれました。直接会ったからこそ、私のことを信頼してもらえたんだなと思ったんです。

編集部:たしかに、張さんや李さんのようにしっかりした外国人であることを大家さんに知ってもらうためには、直接会うことが一番ですよね。外国人でもマナーをきちんと守れることを分かってもらえれば、入居もスムーズになるでしょうね。

李さん:中国で賃貸物件を借りるときには、必ず大家さんに会って決めるんですよ。大家さんの連絡先も携帯電話に入っていて、いつでも連絡できるんです。

張さん:しかし、日本では大家さんのことを知らずにお部屋を借りることも多いですよね。

編集部:そうですね。だからこそ、外国人のみなさんには「賃貸生活マナー検定」が役立つのだと思います。お二人はこれから試験を受けるそうですが、テキストを見てどのように感じましたか。

李さん:テキストの漢字にはすべてふりがながふってあって、日本語の勉強にもなります。

張さん:おそらく日本語能力試験3級レベルの外国人であれば、内容を理解することができると思います。もちろん、このテキストで日本のルールを知ることができてとても役立ちそうです。この検定の合格成績証明書を持っていることで、選べる物件の数が増えるようになればいいなと思います。

「外国人」という一言で賃貸契約を敬遠していた大家さんも少なくないことでしょう。しかし、日本には張さんや李さんのように「郷に入れば郷に従え」を理解する外国人も多くいます。

ただ、そういった外国人をどう見極めるかが難しいだけです。

そんなときに活躍するのが「賃貸生活マナー検定」なのです。

そんな空室対策にもつながる「賃貸生活マナー検定」。

ぜひ一度、どんな検定がチェックしてみてください。

⇒「賃貸生活マナー検定」詳しくはこちら【1話目:マナー検定に合格した外国人が空室率を下げる起爆剤です!】

一般社団法人 賃貸生活マナー検定協会